ビル経営の成功の秘訣

 現在、ビルを所有していらっしゃるオーナーさん、又これからビルオーナーを目指していらっしゃるオーナーさんへの、我社からの発信です。

 私のビル管理会社での10年間、ビルオーナー会社での10年間及び独立してからの5年間の経験から感じる事は、いろんな動機から現在ビルオーナーとなっている方々がいらっしゃいます。
 しかし、ホントに自分のビルを愛していらっしゃるでしょうか?(私は自分のビルは、我が子の様にいくつしむ心が大切だと思っています)。

 一般的に自分のビルに愛着を持っていらっしゃるオーナーのビル経営は成功しているようです。一言でビル経営といっても、かなり奥が深く、案外簡単に考えていらっしゃる方もいます。従って、そのパートナーとして選定されている不動産業社、仲介業者、ビルメンテナンス会社も安易に考えて仕事を受託している場面を見聞きします。単にその会社が大きいとか安いとかが選定基準になっている場合もあります。”会社が大きいこと=良い会社”ではありません。要は、その会社の目指している方向がオーナーさんの方向と合っているかが問題です。又、安い価格は経営努力によって生まれたものであれば素晴らしいことですが、単に安い価格にはそれなりの理由があります。その事を良く理解された上であれば問題はありません。

 我社のベースに置いている事は、オーナーさんが本当にビルを愛し、健全なビル経営を目指している場合は一緒にお仕事をしたいと思っています。だから、私はよくオーナーさんに「我社と心中する覚悟がありますか?」と質問します。答えが「NO」の場合は、残念ながら仕事をしません。こんな時勢ですから、ビル経営は大変厳しいものです。オーナーさんの痛みは我社の痛みでもあります。その源泉はテナントさんにあります。従って、テナントさんにオーナー風を吹かしているオーナーさんのビル経営は失敗します。貸室と言う商品をテナントさんに使って頂いているという心構えが大切だと思います。

 ビル名で私の感じる事は、たまに○○会社XXビルというビル名がありますが、入居されるテナントさんは、いかにも”その会社の関連会社”と思われて、感じが良くありません。又、オーナーさんが階上に居住されているビルがありますが、そんなオーナーさんに限ってビルの門限を作り(自分の防犯上)、テナントさんの24時間使いたいというニーズに答えられず、空室ビルとなっているケースがたまにあります。一般的に、賃料相場は、ビル使用時間制限がないという前提で決定しています。もし使用制限をするならば、極論すれば相場の1/2〜1/3が妥当と思います。もし自分が商売人ならば、出来るだけ良い品をお客さんに買ってもらうようにするはずです。価値のある1階又は最上階をオーナーが占有し、残りをテナントさんに貸し出す事は、ビル経営の観点からして余り好ましくありません。自分の商売上、1階を使用する場合は、テナントさんの入口であるエントランスホールをきちんと整頓して下さい。たまに、エントランスホールまで自分の商品を並べたり、自転車・バイク等を置いてあるビルがありますが、このビルに出入するテナントさん及び来客者はどんな気持ちでいるか、少しは察してあげてください。

 テナント斡旋でたまに感じる事は、テナントさんの要望が多々あると言うことです。その内のいくつかは、不当な点もあります。それらは拒絶されて結構ですが、いくつかは立場を変えれば納得できる面もあります。お互いの立場を尊重し合って、気持ち良く譲歩して契約になれば良いのですが、苦労して連れてきたテナントさんの悪口を言うオーナーさんがいらっしゃいます。この時は仲介業者としてがっかりします。一度悪感情を持った仲介業者は、良いテナントさんがあってもなかなか紹介してくれません。仲介業者は、現システムでは、契約すれば仲介料が生じますが、契約が無ければ今までの苦労が無になります。そこの所も理解して、もう少し温かい言葉を掛けてあげて欲しい物です。

 もう1つ、ビルメンテナンスの人に対する対応です。ひょっとすると、このオーナーさんは相手を使用人として扱っているのでは?と感じる時があります。職業には貴賎はありません。たとえ清掃の人でも、家に帰れば立派な家庭の父(母)であります。もっと対等に接して頂けると、結果的にビルは美しく仕上がります。

<まとめ>
ビル経営の秘訣は、オーナーさんとテナントさんが良い関係である事、また、それらを繋ぐ管理会社・仲介業者等との関係も良いことであると思います。何かありましたら、一度我社に声を書けてみて下さい。何かのヒントになれば幸いです。

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