ビル管理上のトラブル実例集
―停電―


CASE@:それはFビルで発生しました!
 Fビルは小さな部屋が集合した事務所ビルでした。
 電気の供給方式は一般の家庭と違い、店舗・事務所ビルは電力会社より6600Vの高圧でビルに電気が送り込まれ、ビル内にあるキュービクル(受変電設備)によって200Vと100Vの電圧に変圧され、各テナントへ分電版を経由して配電されます。
 最近のビルは、ビル内で起きた電気トラブルが近隣のビルに波及しないような保護装置が付けられていますが、このビルは古く、その装置がありませんでした。

 深夜、第一報は警備会社よりビルの停電警報が入りました。現場へ急行したところ、全館停電していました。さっそく保守協会へ連絡したところ、キュービクル異常との事。加えて、前記した保護装置がなく、近隣のビルも停電してしまいました。
 東京電力も出動し、当ビルの異常による波及停電に付、当ビルを切り離し、近隣ビルの停電を復旧。
当ビルの復旧は、キュービクル内にあるトランスの変更する手段がない。早朝、オーナーに状況説明をして、トランス交換の手配をする。八方手を尽くし、その日の夕方に復旧工事が出切る段取りが出来ました。
 管理会社である当社は朝早くから玄関に立って、出勤してくるテナントさんに状況を説明し、平身低頭にして夕方まで我慢してもらえる様にしました。幸い良いテナントさんに恵まれ、当社の落ち度ではないと言う事で、諦めて頂きました。内心、営業補償などの話が出たらどう対応しようかとビクビクものだった。
 停電になると言う事は、照明が付かない事は当たり前ですが、水も出ず、コンピューターや電話・FAXも使えない。これらの事は、この情報社会において大変不便である事が身にしみた。ただ、携帯電話だけは使えたので、必要最低限の連絡は出来ました。
 今回のトランス交替に合せて、電気容量が不足気味だったので、容量UPが行えた事は幸いでした。後始末として、近隣への挨拶・テナントへの挨拶・東京電力への挨拶等、一週間位手を煩わされました。





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