ビル管理の省力化
4)機械による管理C


(W)出入管理
 ビルの防犯では、専用室は別としてビルの表玄関及び裏出入口のシャッターやドア等を、誰が、どの時点で開閉するか、が大きなポイントになってきます。
 これを安易に考えると、例えば浮浪者の溜まり場になったりしますし、あまり厳しくすると、テナントの人達が不自由を感じ、テナント募集にも影響してくることになります。
 この問題をうまく解決しないと、せっかく専用室内を機械警備して合理化を図っても、例えば開閉業務だけは巡回警備の人力でやるというようなことになり、完全な合理化とはいえない状態になりかねません。

 開閉業務としては、
 @)設定時間で行う方法
 A)ビルの有人・無人の情報に基づいて行う方法
 B)任意の時間で行う方法
 C)@〜Bの混合による方法
があります。
 どの方法で行うにしても、ビルの構造及びビルの運用方法(館内開閉による)を事前に十分打ち合わせることが要です。その上で、電気錠・自動ドア・シャッター等の遠隔制御システムを選別すれば、良い出入管理方法が出来上るでしょう。
 なお、「機械による管理B」で述べた共同部分防犯(玄関・エレベーターホール・内階段等)も出入管理システムと密接な関連がありますので、これも合わせて検討する必要があります。


(X)防犯と連動する機器の種類
 システムを有効に生かすためには、防犯を防犯だけにとどめず、他のものと連動させることも考えることが必要です。
 防犯という情報と連動して、例えば省エネルギーの観点から、専用室防犯と連動させた空調のON/OFF制御、全館無人情報と連動の共用灯の消灯等が考えられます。
 また、テナントのキー操作を出来るだけ少なくするという観点から、専用室防犯とエレベーター不停止との連動などを組み入れると、システムはより効果的に生きてきます。


(Y)機器配置
 
防犯の機器に関しては説明しましたが、それらの機器の配置についてみてみましょう。
 感知部は別にして操作部・受信部・伝送機・電源部等の配置についての現在の収納は、操作部は表面に、受信機・伝送機・電源部等は一体にして裏面に収納するパターンになっています。
 この中で操作部については分散型と集中型があります。
分散型
操作性に優れていますが、工事費が高くなる傾向になります。
集中型
全体収納という美観性に優れ、工事費がやや安くなります。
 どちらにしても、前述の「出入管理」「防犯と連動する機器」に関連がありますので注意してください。



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