人による管理
5)まとめ


 具体的なビル管理は次の2つに大別することが出来ます。

●機械による管理
 機械による管理は最近のエレクトロニクス技術の導入によって、ますますその守備範囲を広げています。防犯・防火・出入管理などは、ほぼ機械まかせにしても大丈夫な分野でしょう。ただし、どんなに機械を導入しても、その機械を管理するのは人間です。機械の保守・点検を怠らず、常に正しく作動するようにしておかなければなりません。
 また、最新の機器類は高価でもあります。費用対効果をよく考え、各々のビルに合った管理方法を選ぶことが肝心です。

●人による管理
 人による管理は、機械に比べて手間ひまのかかるもののように思われがちですが、やはり人がやらなければならない分野は多いのです。
 さらに人による管理は3つに大分されます。
環境
整備
 窓ガラスやじゅうたんの清掃を含む清掃業務を、害虫防除や水質検査を含む環境衛生業務とに分けられますが、どちらも人間の居住環境には不可欠のことで、ビル管理の中でも重要な部門です。
保守
警備
 機械による警備との併用が現在では望ましいものだろうと思われます。防犯・防火・出入管理など、出来るだけ機械に任せて、小人数の警備士を常駐させる(マシン+人)による機能的な警備を考えるべきでしょう。
 また、駐車場などはどんなに機械化されていてもその安全面から人間を常駐させなければなりません。
設備
管理
 保安警備と同様、(マシン+人)によるシステムが良いと思われます。
 
 現在のビルには多種多様な建築設備が使われていますが、その管理については機械の導入による無人化の可能なものが大多数です。ビルのランニングコストの面から見ても、機械化を促進して少数の設備士のみを常駐させる方法が良いでしょう。
 日本においては、戦後になってようやく本格的な「ビル管理」という考え方が普及してきました。まだまだその歴史は浅いのです。
 しかし、昭和37年には東京に34社しかなかったビルメンテナンス会社が、現在では日本全国の規模で考えますとかなりの数があり、その従業員の数も相当なものになります。それだけビルが増えてきたわけであり、ビル管理そのものも進歩してきたのです。
 ビル管理の基本は”安全”と”財産”を守る体制作りにあります。
 様々なシステムのオートメーション化・システムアップ化はビルディングにも及んできています。
 最新鋭の機械を導入し、訓練された整備士・警備士等を配す。これがいわば究極のビル管理です。
 人が生活し、仕事をするビル。よりよいビル環境を目指して、ビル管理を大切に考えてください。



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